山邊やまべ)” の例文
新字:山辺
山邊やまべ赤人あかひとを、もゝはなかすみあらはし、それ百人一首ひやくにんいつしゆ三枚さんまいめだ……田子たごうら打出うちいでてれば白妙しろたへの——ぢやあない、……田子たごうらゆ、さ、打出うちいでてれば眞白ましろにぞ、だと
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みかどはこれをきこされて、それならばおきないへにほどちか山邊やまべ御狩みかりの行幸みゆきをするふうにしてひめくからと、そのことをおきな承知しようちさせて、きめたひめいへにおなりになりました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
然るにこの御子、八拳鬚心前つかひげむなさきに至るまでにまこととはず。かれ今、高往くたづが音を聞かして、始めてあぎとひたまひき。ここに山邊やまべ大鶙おほたか(こは人の名なり。)を遣して、その鳥を取らしめき。
山邊やまべおきなつぶやける
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そこで山邊やまべのオホタカという人を遣つて、その鳥を取らせました。