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隈取
ふりがな文庫
“隈取”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くまど
91.7%
くまどり
5.6%
クマド
2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くまど
(逆引き)
色の複雑な
隈取
(
くまど
)
りがあって、少し離れて見ると何色ともはっきり分らないで色彩の
揺曳
(
ようえい
)
とでも云ったようなものを感じる花とがある。
雑記帳より(Ⅱ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
隈取(くまど)の例文をもっと
(33作品)
見る
くまどり
(逆引き)
来青花その
大
(
おほい
)
さ桃花の如く六瓣にして、其の色は
黄
(
くわう
)
ならず
白
(
はく
)
ならず恰も琢磨したる象牙の如し。
而
(
しか
)
して花瓣の肉
甚
(
はなはだ
)
厚く、
仄
(
ほのか
)
に臙脂の
隈取
(
くまどり
)
をなせるは正に佳人の
爪紅
(
つまべに
)
を施したるに譬ふべし。
来青花
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
隈取(くまどり)の例文をもっと
(2作品)
見る
クマド
(逆引き)
最も此
隈取
(
クマド
)
りは支那劇に在るのであります。恐らく其の源は支那劇であらうと思ひます。大体之で能と歌舞伎の事は申しましたから、之位にして置きます。
日本演劇の特質
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
隈取(クマド)の例文をもっと
(1作品)
見る
“隈取”の解説
隈取(くまどり)とは、歌舞伎独特の化粧法のことである。初代市川團十郎が、坂田金時の息子である英雄坂田金平役の初舞台で、紅と墨を用いて化粧したことが始まりと言われる。芝居小屋などにおいて、遠くの観客が役者の表情を見やすくする効果がある。なお、隈取は「描く」ではなく「取る」と表現される。
(出典:Wikipedia)
隈
漢検準1級
部首:⾩
12画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“隈”で始まる語句
隈
隈々
隈本
隈無
隈笹
隈囘
隈回
隈府
隈篠
隈井
“隈取”のふりがなが多い著者
邦枝完二
本庄陸男
田畑修一郎
金史良
谷崎潤一郎
中島敦
小栗虫太郎
直木三十五
林不忘
国枝史郎