“歳首”の読み方と例文
読み方割合
さいしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同八年正月三日徳川殿謡初うたいぞめにかの兎を羹としたまえり松平家歳首さいしゅ兎の御羹これより起る、林氏この時ふきとうを献ぜしこれ蕗の薹の権輿はじまりと云々
「時やいま非常、中国の興亡この際にかかる。年暮ねんぼの辞儀を廃さん。歳首さいしゅの祝礼も、敢えて努むには及ばず。それただ敵に尺地せきち寸土もはずかしむるなかれ——」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)