“穫物”の読み方と例文
読み方割合
えもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花は兎に角、吾儕われら附近あたりは自然の食物には極めて貧しい処である。せり少々、嫁菜よめな少々、蒲公英たんぽぽ少々、野蒜のびる少々、ふきとうが唯三つ四つ、穫物えものは此れっきりであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
同窓生互にれを手柄のようにして居るから、送別会などゝ云う大会のときには穫物えものも多い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)