“拭布”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきん83.3%
ナプキン16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛子は二階からぎくしゃくした茶餉台を持って降りて、濡れ拭布ふきんでごしごし拭くと、茶碗をならべ始めた。
泣虫小僧 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
おくみは袋戸棚の抽斗ひきだしから、おかみさんにさし上げるお茶碗を出して拭布ふきんをかけながら言つた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
彼らは中途で拭布ナプキンほうす訳に行かなかった。またそんな世話しない真似まねをする気もないらしかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)