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拭込
ふりがな文庫
“拭込”の読み方と例文
読み方
割合
ふきこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふきこ
(逆引き)
……宿へ着いたのは、まだ日のたかい
中
(
うち
)
だったのです。下座敷の十畳、次に六畳の離れづくりで、広い縁は、滑るくらい
拭込
(
ふきこ
)
んでありました。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
妾宅は
上
(
あが
)
り
框
(
かまち
)
の二畳を入れて僅か
四間
(
よま
)
ほどしかない古びた
借家
(
しゃくや
)
であるが、
拭込
(
ふきこ
)
んだ表の
格子戸
(
こうしど
)
と
家内
(
かない
)
の
障子
(
しょうじ
)
と
唐紙
(
からかみ
)
とは、今の職人の
請負
(
うけおい
)
仕事を嫌い、
先頃
(
さきごろ
)
まだ
吉原
(
よしわら
)
の焼けない時分
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
年頃
拭込
(
ふきこ
)
んだ
板敷
(
いたじき
)
が向側の窓の
明障子
(
あかりしやうじ
)
の光線で水を流した様に光る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
拭込(ふきこ)の例文をもっと
(10作品)
見る
拭
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“拭”で始まる語句
拭
拭掃除
拭布
拭巾
拭々
拭上
拭磨
拭取
拭廻
拭役
“拭込”のふりがなが多い著者
与謝野寛
泉鏡花
泉鏡太郎
永井荷風