“拭掃除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきそうじ80.0%
ふきさうじ6.7%
ふきさうぢ6.7%
ふきそうぢ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう癇癪の起きた時は、平常より余計に立働くのがお雪の癖で、虫干した物を片付けるやら、黙って拭掃除をするやらした。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
拭掃除面倒也、お茶拵へも面倒也内職婦人の時をむこと、金をむよりもしく煮染行商はこれがりて、中々繁昌と聞き申候文明的(二十日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
医者内弟子薬局拭掃除もすれば総菜畠る、へは車夫めた、下男兼帯熊蔵といふ、其頃二十四五稀塩散単舎利別ぜたのをんで
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
阿母さんはもう座敷の拭掃除も台所の整理事ませて、三歳になる娘の子をひ乍ら、広い土間へ盥を入れて洗濯物をしてる。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)