“拭廻”の読み方と例文
読み方割合
ふきまわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つくづく君の留守に考えたよ」と宗蔵は手拭てぬぐいを取出して、汗でも出たように顔中拭廻ふきまわした。「今年の夏ほど僕も種々いろいろなことを思ったことはないよ。アア」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)