“庭掃除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわそうじ40.0%
にはさうじ20.0%
にはさうぢ20.0%
にはそうぢ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る日私がそんな散歩から帰って来ると、庭掃除にわそうじをしていた宿のじいやに呼び止められた。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
うち吝嗇けちぢやから見附みつかるとしかられる、これ股引もゝひきはかまと一しよ戸棚とだなうへせていて、ひまさへあればちびり/\とんでたをとこが、庭掃除にはさうじをするといつて、くだんはちつけたつけ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
くさむしりに庭掃除にはさうぢぐらゐはとて、六十をとこのする仕事しごとぞかし、勿躰もつたいなや古事記こじき舊事記くじき朝夕あさゆふらきて、万葉集まんえふしふ不審紙ふしんがみをしたるを、泥鉢どろばちのあつかひにがすことひとらねど
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おとしなさるな、とびもならず、にはかに心付こヽろづき四邊あたりれば、はなかぜれをわらふか、人目ひとめはなけれど何處どこまでもおそろしく、庭掃除にはそうぢそこそこにたヾひとはじとはか
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)