“不審紙”の読み方と例文
読み方割合
ふしんがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くさむしりに庭掃除にはさうぢぐらゐはとて、六十をとこのする仕事しごとぞかし、勿躰もつたいなや古事記こじき舊事記くじき朝夕あさゆふらきて、万葉集まんえふしふ不審紙ふしんがみをしたるを、泥鉢どろばちのあつかひにがすことひとらねど
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
子供の時分に漢籍など読むとき、よく意味のわからない箇所にしるしをつけておくために「不審紙ふしんがみ」というものを貼り付けて、あとで先生に聞いたり字引きで調べたりするときのしおりとした。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)