“栞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおり71.9%
しをり24.6%
しお1.8%
しを1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上は最後の手段として、一色道庵が、迎いの駕籠に揺られて行く道々、平次の智恵で残して行ったしおりを探すより外はありません。
此上は最後の手段として、一色道庵が、迎ひの駕籠に搖られて行く道々、平次の智慧で殘して行つたしをりを探すより外はありません。
仕方がないから王宮の後園へ歩み入り、修行して王女の細滑を忘れ切り、神足を恢復せんとしたが、ここは御庭先のしおり門、戸を立てるにも立てられぬ。
これをしをりに我れも極楽へと心にや定めけん、飢へたる腹にしたゝかものして、帰るや御濠の松の下かげ、世にあさましき終りを為しける後は、来よかし此処へ
琴の音 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)