“しをり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.3%
枝折6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また来んと思ひて樹の皮を白くししをりとしたりしが、次の日人々と共に行きてこれを求めたれど、つひにその木のありかをも見出し得ずしてやみたり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
かねてけてある洋書を、しをりはさんである所でけて見ると、前後の関係を丸で忘れてゐた。代助の記憶につてう云ふ現象は寧ろめづらしかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
外国の小説らしい本が半ば開けられて、そこにちやんと赤いふさのついた枝折しをりが挟んであつた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)