“枝折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおり68.8%
しお25.0%
しをり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枝折しおり峠から北又の谷に下り込んだ石滝橋の附近から西望すると、宛として上河内かみこうちの渓谷から眉に迫る大山岳を瞻仰せんぎょうするの観がある。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
小畑が送ってくれた丘博士訳おかはかせやくの進化論講話が机の上に置かれて、その中ごろにすみれの花が枝折しおりの代わりにはさまれてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
外国の小説らしい本が半ば開けられて、そこにちやんと赤いふさのついた枝折しをりが挟んであつた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)