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枝折
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しお
ふりがな文庫
“
枝折
(
しお
)” の例文
小畑が送ってくれた
丘博士訳
(
おかはかせやく
)
の進化論講話が机の上に置かれて、その中ごろに
菫
(
すみれ
)
の花が
枝折
(
しお
)
りの代わりにはさまれてあった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
四畳半が茶の間で、それが玄関のあがり口にありましたが、親しい訪問客は門を入ると左側の
枝折
(
しお
)
りがありましたから、そこから中の六畳に通すことにしていました。
書斎
(新字新仮名)
/
辻潤
(著)
北寄り、南よりと、崩壊や草地を選んで、南を巻くようにくだり、偃松や岳樺、ナナカマドなどのやぶに阻まれると、
枝折
(
しお
)
り代りの切分けを作って、乗り越えてゆく。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
と伯父は眼鏡をかけて一応
吟味
(
ぎんみ
)
した後、そこに
枝折
(
しお
)
りのように挾んであった紙片を
摘
(
つま
)
み上げた。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“枝折”で始まる語句
枝折戸
枝折門
枝折形