“明障子”の読み方と例文
読み方割合
あかりしやうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは道ばたの一軒の大きな商家が、明障子あかりしやうじの上に貼出はりだした広告の文字であつた。太い筆でかう書いてあつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
片面鬼三郎生年二十四歳、此処に生命いのちを終るかと観念の眼を閉ぢむとする折しもあれ、和尚の背後、方丈に通ふ明障子あかりしやうじなかば開きたる間より紫色の美しき物影チラ/\と動けり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
年頃拭込ふきこんだ板敷いたじきが向側の窓の明障子あかりしやうじの光線で水を流した様に光る。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)