“貼出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりだ90.0%
はりだし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時二十八歳だったかと思います。大変若くて呼び者であったが、暫くするとこういう貼出はりだしが出ました。学校の中を下駄を穿いて歩いてはいけない。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは道ばたの一軒の大きな商家が、明障子あかりしやうじの上に貼出はりだした広告の文字であつた。太い筆でかう書いてあつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
周旋屋の前に貼出はりだしてある掲示に足をとどめたり、日曜には二人であてもなく山の手を歩いたりしたが、結局銀行の同僚が、白金しろがねの寺の離家があいていると教えてくれたので
果樹 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)