“はりだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貼出69.2%
張出23.1%
墾田7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは道ばたの一軒の大きな商家が、明障子あかりしやうじの上に貼出はりだした広告の文字であつた。太い筆でかう書いてあつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
……その玄關げんくわん六疊ろくでふの、みぎ𢌞まはえんにはに、物數寄ものずきせて六疊ろくでふ十疊じふでふつぎ八疊はちでふつゞいて八疊はちでふかは張出はりだしの欄干下らんかんしたを、茶船ちやぶね浩々かう/\ぎ、傳馬船てんま洋々やう/\としてうかぶ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
細君が山曲やまたわ墾田はりだのそばを歩いている所を機銃で射たれた。他にも大勢やられたのがあってなかなか火葬の順番がこない。
骨仏 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)