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『骨仏』
ふりがな文庫
『
骨仏
(
こつぼとけ
)
』
床ずれがひどくなって寝がえりもできない。梶井はあおのけに寝たまま、半蔀の上の山深い五寸ばかりの空の色を横眼で眺めていると、伊良がいつものように、「きょうはどうです」と見舞いにきた。 疎開先で看とるものもなく死にかけているのをあわれに思うかし …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「小説と読物」1948(昭和23)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
行
(
イ
)
匂
(
ニオ
)
袖
(
ソーデ
)
春
(
ファル
)
野
(
ヌ
)
山
(
ヤマ
)
百合
(
ユーリ
)
浮腫
(
むくみ
)
花盛
(
ファナサカ
)
唐衣
(
からごろも
)
墾田
(
はりだ
)
浅間
(
あさま
)
鼾
(
いびき
)
空
(
そら
)
床
(
とこ
)
山曲
(
やまたわ
)
厨
(
くりや
)
半蔀
(
はじとみ
)