“物數寄”の読み方と例文
新字:物数寄
読み方割合
ものずき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それほどの物數寄(ものずき)な心は持たないまでも、寢冷えする心配も割合にすくないところに足を延ばして、思ふさま長くなつた氣持は何とも言はれない。
短夜の頃 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
……その玄關(げんくわん)が六疊(ろくでふ)の、右(みぎ)へ𢌞(まは)り縁(えん)の庭(には)に、物數寄(ものずき)を見(み)せて六疊(ろくでふ)と十疊(じふでふ)、次(つぎ)が八疊(はちでふ)、續(つゞ)いて八疊(はちでふ)が川(かは)へ張出(はりだ)しの欄干下(らんかんした)を、茶船(ちやぶね)は浩々(かう/\)と漕(こ)ぎ、傳馬船(てんま)は洋々(やう/\)として浮(うか)ぶ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
物數寄(ものずき)な家族のもののあつまりのことで、花の風情を人の姿に見立て、あるものには大音羽屋、あるものには橘屋、あるものには勉強家などの名がついたといふのも
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)