“寄物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よせもの66.7%
よりもの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御馳走はかわがわでて尽くる事なし。続いて来れるは西洋チサのしんのみをりたる上等のサラダ、サラダを喫しおわりし時美事みごとなる寄物よせものず。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第四十二 米のバハローム も前の者に似た羊羹ようかんのような寄物よせものですが先ず上等にすればお米から牛乳で煮ますし
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
今私などの寄物よりものと名づけている継続した自然現象が、全く忘却せられてしまわぬまでも、少なくとも次第に軽くられがちになってきたことはむを得ない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
寄物よりものは個々の地域地形にともなう現象だから、どこでも一様にこの風の名を、知って用いていたとは限らない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)