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物數寄
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ものずき
ふりがな文庫
“
物數寄
(
ものずき
)” の例文
新字:
物数寄
それほどの
物數寄
(
ものずき
)
な心は持たないまでも、寢冷えする心配も割合にすくないところに足を延ばして、思ふさま長くなつた氣持は何とも言はれない。
短夜の頃
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
……その
玄關
(
げんくわん
)
が
六疊
(
ろくでふ
)
の、
右
(
みぎ
)
へ
𢌞
(
まは
)
り
縁
(
えん
)
の
庭
(
には
)
に、
物數寄
(
ものずき
)
を
見
(
み
)
せて
六疊
(
ろくでふ
)
と
十疊
(
じふでふ
)
、
次
(
つぎ
)
が
八疊
(
はちでふ
)
、
續
(
つゞ
)
いて
八疊
(
はちでふ
)
が
川
(
かは
)
へ
張出
(
はりだ
)
しの
欄干下
(
らんかんした
)
を、
茶船
(
ちやぶね
)
は
浩々
(
かう/\
)
と
漕
(
こ
)
ぎ、
傳馬船
(
てんま
)
は
洋々
(
やう/\
)
として
浮
(
うか
)
ぶ。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
物數寄
(
ものずき
)
な家族のもののあつまりのことで、花の風情を人の姿に見立て、あるものには大音羽屋、あるものには橘屋、あるものには勉強家などの名がついたといふのも
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
數
部首:⽁
15画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“物數”で始まる語句
物數奇
物數