“明子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はるこ50.0%
あきこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明子はるこ氏の説は此処に来て意義あるものとなった。全く鎌子はそうした階級の迷夢をまさせる犠牲になったのである。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
別居か離別か、その二ツに惑った彼女は、青鞜社せいとうしゃに平塚明子はるこさんをたずねた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
当時十七歳だつた——の令嬢明子あきこは、頭の禿げた父親と一しよに、今夜の舞踏会が催さるべき鹿鳴館ろくめいくあんの階段を上つて行つた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
昔のままの調度に真珠色の間接光線がみなぎりますが、集った旧会員達はことごとく半白の老人ばかりで、その中に会長の吉井明子あきこ夫人だけが、まだ昔のままの若々しさで