“はるこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春子26.7%
明子13.3%
治子13.3%
春蚕13.3%
春蠶13.3%
晴子6.7%
波瑠子6.7%
美子6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花でも芽でも無いが春子はるこ香蕈じひたけであるとか、此等のものは、其の性質に、和平甘淡のものも有り、辛辣峻急のものもあるが、いづれも多少の影響を生理上に及ぼし
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
別居か離別か、その二ツに惑った彼女は、青鞜社せいとうしゃに平塚明子はるこさんをたずねた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
春蚕はるこが済む頃は、やがて土地では、祇園祭ぎおんまつりの季節を迎える。この町で養蚕をしない家は、指折るほどしか無い。寺院おてら僧侶ぼうさんすらそれを一年の主なる収入に数える。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
銀子は晴子はるこで披露目をしたのだったが、丸抱えと言っても七三の契約が多く、彼女もそれで証書が作成されたので、三味線しゃみせんと、座敷の労働服である長襦袢ながじゅばん、それに着替えと不断着は全部自分もちで
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
波瑠子はるこさん、あまり叱らないでね。わたし、お父さまに叱られるのは我慢するけれども、あなたに叱られるのはつらいわ。
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)
ここにさんとして輝くのは、旭日あさひに映る白菊の、清香かんばしき明治大帝の皇后宮、美子はるこ陛下のあれせられたことである。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)