“鹿鳴館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろくめいかん89.5%
ろくめいくあん5.3%
ろくめいくわん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿鳴館ろくめいかんの夜会と演劇改良論とが新聞紙上に花を咲かせているのも、この時代の特色の一つで、その結果は知らず、ともかくも賑かいものであった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
当時十七歳だつた——の令嬢明子あきこは、頭の禿げた父親と一しよに、今夜の舞踏会が催さるべき鹿鳴館ろくめいくあんの階段を上つて行つた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鹿鳴館ろくめいくわんには今日けふも舞踏がある。提灯ちやうちんの光、白菊しらぎくの花、お前はロテイと一しよに踊つた、美しい「みやうごにち」令嬢だ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)