“瘰癧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るいれき88.9%
るゐれき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「知識と検証とさ。結核患者や瘰癧るいれき患者はその病状を見ればわかる。悖徳はいとく漢や狂人はその行状を見ればわかる。」
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
皺ばんだ瘰癧るいれきのように思われるのであるが、そうして色がしだいに淡く、視野がようやく闇にとざされようとしたとき、ふと異様な物音を、ウルリーケは隣室に聴いたのである。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
腺病質の母から遺傳された瘰癧るゐれきを治療する爲めに、大學の第二病院に入院して外科の手術を受けた事があるが、私は日夜病床に付添ふ看護婦に對して
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)