“大眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおめ50.0%
おおまなこ16.7%
おほまなこ16.7%
だいまなこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういうことは武家の家来が一種の役得やくとくにもなっていたので、よほど厳格な主人でない限りはまず大眼おおめに見逃がしておく習いになっていた。
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と何の苦もなく釿もぎ取り捨てながら上からぬっと出す顔は、八方にらみの大眼おおまなこ、一文字口怒り鼻、渦巻うずまき縮れの両鬢りょうびんは不動をあざむくばかりの相形そうぎょう
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
血迷ふな此馬鹿め、と何の苦も無く釿もぎ取り捨てながら上からぬつと出す顔は、八方睨みの大眼おほまなこ、一文字口怒り鼻、渦巻縮れの両鬢は不動を欺くばかりの相形。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その説明としては二月八日の大眼だいまなこも同様に、この晩は鬼がのぞきに来る。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)