“同腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐる42.9%
どうふく35.7%
ひとつ21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それも人のうわさでは、喜兵衛様のお妾のお花と、伊右衛門様をいっしょにするために、喜兵衛様、長右衛門様、伊右衛門様の三人が同腹ぐるになって、伊右衛門様に道楽者の真似まねをさして
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白日子王しろひこのみこは天皇のご同腹どうふくの弟さまでいらっしゃいました。それだのに、この方も同じく平気な顔をして、すましておいでになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
げもせずかくられもせず、よくかしらねどぬすみましたと白状はくぜうはしましよ、伯父樣おぢさま同腹ひとつきだけを何處どこまでもべて、かれずば甲斐かひなし其塲そのばしたかみつてんだなら
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)