“同僚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうりょう65.4%
なかま15.4%
どうれう11.5%
どうりよう3.8%
カムレード3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万一この脚の見つかった日には会社も必ず半三郎を馘首かくしゅしてしまうのに違いない。同僚どうりょうも今後の交際は御免ごめんこうむるのにきまっている。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
父の同僚なかまの住みあらしたあとを、もうけた金で買い取ったのだ。かなり広い。木立ちも多い。が、なにぶん荒れはてた古い家である。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
住居すまひけました。なにもありません。——休息きうそくに、同僚どうれうのでもりられればですが、大抵たいていはこのまゝます。」とのことだつたさうである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さるほどに相添あひそひてより五ねんはるうめころのそゞろあるき、土曜日どえうび午後ごゝより同僚どうりよう二三にんうちつれちて、葛飾かつしかわたりの梅屋敷うめやしきまわかへりは廣小路ひろこうぢあたりの小料理こりようりやに、さけふかくはのまたちなれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
祖母の家の下男のこうに同情したのも、哀れな飼い犬にほとんど同僚カムレードといったような感じを抱いたのも、その他、この手記にこそは記さなかったが、祖母の周囲に起っただけのことでも相当にある