“なかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナカマ
語句割合
仲間62.0%
夥間17.8%
中間2.8%
夥伴2.3%
同僚1.9%
伴侶1.4%
同儕1.4%
同職1.4%
夥1.4%
同囚0.5%
同輩0.5%
共謀者0.5%
火伴0.5%
同志0.5%
同業0.5%
同業者0.5%
同窓生0.5%
学友0.5%
徒党0.5%
抜荷買0.5%
朋友0.5%
朋輩0.5%
級友0.5%
衆0.5%
連中0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『なあに、柳川君(やながはくん)には片附(かたづ)けるやうな荷物(にもつ)もないのさ。』と濱島(はまじま)は聲(こゑ)高(たか)く笑(わら)つて『さあ。』とすゝめた倚子(ゐす)によつて、私(わたくし)も此(この)仲間(なかま)入(いり)。
が、女紅場の沐浴(もくよく)に、美しき膚(はだ)を衆に抽(ぬ)き、解き揃えた黒髪は、夥間(なかま)の丈を圧(おさ)えたけれども、一人渠(かれ)は、住吉の式に連(つらな)る事をしなかった。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此地の口碑によれば、昔はヱタに長利派、八矢(はちや)、中間(なかま)の三種族あつたが、後に皮田といふ一種族新に起り、専ら獣類の皮を取り扱ふ様になつた、云云。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
しかし近頃それがしの宮殿下が我々の夥伴(なかま)を召されて浅からぬ御寵愛を忝ふするは我々の世の中に出る機運が熟したんだね。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
警察界にほとんど同時に職を奉じた同僚(なかま)であるが、掏摸(すり)や賭博(とばく)のほうに明るくて、彼が十余年来、警察署を回らされているのに、ずっと警視庁を動かず
五階の窓:03 合作の三 (新字新仮名) / 森下雨村(著)
さういふ伴侶(なかま)の殊(こと)に女(をんな)は人目(ひとめ)の少(すくな)い黄昏(たそがれ)の小徑(こみち)につやゝかな青物(あをもの)を見(み)ると遂(つひ)した料簡(れうけん)からそれを拗切(ちぎ)つて前垂(まへだれ)に隱(かく)して來(く)ることがある。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
金五郎の女房は、鬼魅の悪い偶人を一刻も早く始末をしたいと思ったが、同儕(なかま)にはもうその噂が弘まっているので、何人(たれ)も買おうと云う者がなかった。
偶人物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いずくの処女(おとめ)であるだろうと、私は深く心に思うて見たがさすがに同職(なかま)に聴いて見るのも気羞かしいのでそのままふかく胸に秘めて、毎朝さまざまの空想をめぐらしていた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
ラ寤(さ)むるを俟(ま)ちて請いて兄弟分と為(な)る、竜夥(なかま)の習い、毎日順番に一人ずつ、木を伐り水汲みに往く、やがてラが水汲みに当ると、竜の用うる桶一つが五十ガロン入り故
かゝる間も我はたえずセル・ブルネットとかたりてすゝみ、その同囚(なかま)の中いと秀でいと貴き者の誰なるやを問へり 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
こは盜む火の罪人等の同囚(なかま)なりといへり、さればみらるゝ如く我こゝに罰をうけてこの衣を着、憂ひの中に歩を(あゆみ)すゝむ 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
けれども時が来れば大名もなくなる、将軍もなくなる。今僕がここで君に話したようなことを、同輩(なかま)に聞かして見たところで仕方がない。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
ちょうど千代子が私に対するような冷たさを、数限りなき私たちの同輩(なかま)はこの社会(よのなか)から受けているではないか。私はもう決して高谷千代子のことなんか思わない。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
「どうしてチチコフという男は風来坊のくせに、そんな大それたことを思いついたものだろうってことですわ。ひょっとしたら、これには共謀者(なかま)があるのかも知れませんわねえ。」
「その共謀者(なかま)がないとでもお思いになって!」
僧どもは皆經を誦(じゆ)するに、我は火伴(なかま)の童二人と共に、髑髏の贄卓(にへづくゑ)の前に立ちて、提香爐(ひさげかうろ)を振り動したり。骨もて作りたる燭臺に、けふは火を點したり。
我は此日より尖帽宗(カツプチヨオ)の寺にゆきてちごとなり、火伴(なかま)の童達と共に、おほいなる弔香爐(つりかうろ)を提げて儀にあづかり、また贄卓(にへづくゑ)の前に出でゝ讚美歌をうたひき。總ての指圖をばフラア・マルチノなしつ。
同志(なかま)はすぐにも来てくれるようにと言うのだけれど今ここを外すことは出来ない、それに正軌倶楽部の方の整理(しまつ)もつけて行かなけりゃあ困るのだから、早くとも来年の三月末ころにはなるだろうな
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
同業(なかま)の奴等は指一本だって指せやしないだろう……占めたナ……と奥歯を噛み締めながらも、何喰わぬ顔を上げて、そこいらを見まわした。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
でもう他(ほか)の同業者(なかま)が、先へ行って地埋めをしたり、普請(ふしん)をいたしておりますから、路頭に迷うような心配はございません
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早くも手づるつとうて陸軍の主脳なる参謀本部の囲い内(うち)に乗り込み、ほかの同窓生(なかま)はあちこちの中隊付きとなりてそれ練兵やれ行軍と追いつかわるるに引きかえて
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
学友(なかま)はいつしか彼を「らっきょ」と呼びなして囃(はや)し立てたけれども、この陰欝な少年の眼には一種不敵の光が浮んでいた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
所が間(ま)が悪く徒党(なかま)の一人が捉(つか)まつたので、到頭露(ば)れて逮捕せられてしまつた。
この頃長崎中の抜荷買(なかま)が不思議がっとる福昌号の奸闌繰(からくり)ちうのはこの味噌桶に違いないわい。ヨオシ来た。そんなら一つ腕に縒(より)をかけて、唐人共の鼻を明かいてコマソかい。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
近ごろ大槻はある連中とともに日比谷公園の表門に新設される血なまぐさいパノラマを描いたとかいうので朋友(なかま)の間には、早くもこの人の前途に失望して、やがては、女のあさましい心を惹(ひ)くために
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
母「何か塩梅でも悪くて下(さが)って来たんじゃアあんめえか、それとも朋輩(なかま)同士揉めでも出来たか、宿下(やどさが)りか」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
だが奴が級友(なかま)の間でも色彩(いろ)の使ひ方が上手でね、活きた色彩を出すんだ。何色彩(なにいろ)を使つても習慣(コンベンシヨン)を破つてるから新しいんだよ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
傍(かたへ)の墻より高粱の殻一本を抽きて、これを横たへて、帯を解きてその上に掛け、頭(かうべ)を引いて縊(くび)るる為(まね)したり。少婦はこの状を見て、果して哂ふ。衆(なかま)のものも亦うちはやしぬ。婦去りて既に遠くなりぬ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
『僕は、那(ああ)した男が大好(だいすき)ですよ。僕の知つてる美術家連中(なかま)も少くないが、吉野みたいな気持の好い、有望な男は居ませんよ……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)