“ちゅうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲間45.9%
中間34.4%
中原18.0%
中元1.1%
中言0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出合頭であいがしらに突当ろうとしたのは、やはり二人づれの酔どれ、どこぞの部屋のわた仲間ちゅうげんと見える。よくない相手にとっつかまった兵馬は
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかのみならず百姓が中間ちゅうげんり、中間が小頭こがしらとなり、小頭の子が小役人と為れば、すなわち下等士族中にはずかしからぬ地位をむべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼等は、既に中原ちゅうげんに覇をとなえて居た信長と、海道第一の家康の連合軍が、敗れ難い陣容と準備とをもって来ったのを見抜いて居た。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それによってつじめし(美濃みの)、門飯かどめし五島ごとう)、かどまま(紀州)などの名があり、またたいていは中元ちゅうげんの行事であったゆえ、全国を通じて盆かまど・ボンクド・盆飯・盆粥という例が多いのである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
河野は私の中言ちゅうげんを制して置いて、更に彼の長々しき告白を続けるのでありました。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)