中元ちゅうげん)” の例文
そは両三日前妹が中元ちゅうげんの祝いにと、より四、五円の金をもらいしを無理に借り受け、そを路費ろひとして、夜半やはん寝巻のままに家を
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
それによってつじめし(美濃みの)、門飯かどめし五島ごとう)、かどまま(紀州)などの名があり、またたいていは中元ちゅうげんの行事であったゆえ、全国を通じて盆かまど・ボンクド・盆飯・盆粥という例が多いのである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)