“ちうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中間60.0%
忠侃20.0%
昼間20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其處そこから一千海里かいりはなれて大陸たいりく本島ほんたうとの丁度ちやうど中間ちうかんよこたはれる橄欖島かんらんたうまでひそかふね艤裝ぎさうして、十二の藥液やくえき運送うんさうしてたならば、此方こなたでも海底戰鬪艇かいていせんとうていには、多少たせう發動藥液はつどうやくえきのこつてるから
且つれ仙千代と共に随ひ行きし勝千代が父は、彼の秀吉が覚よき石川伯耆守にして、徳川の家中には、兼ねてより、ひそかに其の二心を疑へる者さへありければ、作左は素より忠侃ちうかん一辺の男なれど
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしは大正五年の文部省展覧会の洋画を監査して家に還り、其夜燈下に此文を草する。昼間ちうかん観た油画に児童が石蒜数茎すうかうを摘んで帰る図があつて、心にこれを奇とした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)