“ちうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中間57.1%
仲間21.4%
中原7.1%
仲問7.1%
忠言7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振り返ると段の中程のところに立つて、不精らしく懷手をしたまゝ、つと娘の樣子を見て居るのは、渡り中間ちうげんらしい樣子をした中年男です。
いまとちがつて、仲間ちうげんか折助でなけりや当時の人たちは、滅多に焼酎なんか飲まなかつた。たゞ、夏のうち丈け、暑気払ひと称して、愛飲した。
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
細つこい瘠せ身代でゐながら些と海軍力のあるのを鼻に掛けて東洋の猟場にチヨツかいを出し中原ちうげん大豚おほぶた分配わけまへを取らうと小癪な所為まねをする所は
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
心状しんじやうのほどはらず、仲問ちうげん風情ふぜいには可惜をしい男振をとこぶりわかいものが、鼻綺麗はなぎれいで、勞力ほねをしまずはたらくから、これはもありさうなこと上下かみしもこぞつてとほりがよく、元二げんじ元二げんじたいした評判ひやうばん
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
申渡し表門には封印ふういんし御徒士目附御小人目附ども晝夜ちうや嚴重げんぢうに番をぞ致しける良藥は口ににが忠言ちうげんみゝさからふの先言せんげんむべなるかな大岡越前守は忠義一※いちづ凝固こりかたまりて天一坊の身分再吟味の直願ぢきぐわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)