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ちうげん
ふりがな文庫
“
中間
(
ちうげん
)” の例文
と
引込
(
ひつこ
)
ませる、と
水
(
みづ
)
のでばなと
云
(
い
)
ふのでも、お
組
(
くみ
)
はさすがに
武家
(
ぶけ
)
の
女房
(
にようばう
)
、
中間
(
ちうげん
)
の
膚
(
はだ
)
に
着
(
つ
)
いたものを
無理
(
むり
)
に
見
(
み
)
ようとはしなかつた。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
振り返ると段の中程のところに立つて、不精らしく懷手をしたまゝ、
凝
(
ぢ
)
つと娘の樣子を見て居るのは、渡り
中間
(
ちうげん
)
らしい樣子をした中年男です。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中間
(
ちうげん
)
七助と云ふ者
先刻
(
せんこく
)
より此樣子を見て
心
(
こゝろ
)
可笑
(
をかし
)
く走り出で主人を
止
(
とゞ
)
め
先々
(
まづ/\
)
御待下
(
おんまちくだ
)
さるべし只今彼方にて承まはりしが
御立腹
(
ごりつぷく
)
は
御道理
(
ごもつとも
)
なり然しながら女を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
尤
(
もつと
)
も
今
(
いま
)
でこそあれ、
其
(
そ
)
の
時分
(
じぶん
)
中間
(
ちうげん
)
が、
顏
(
かほ
)
に
仙女香
(
せんぢよかう
)
を
塗
(
ぬ
)
らうとは
誰
(
たれ
)
も
思
(
おも
)
ひがけないから、
然
(
さ
)
うと
知
(
し
)
つたものはない。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何時の間にやら、新三郎の後、平次の横手に立つてゐたのは、二十七八の小氣のきいた渡り
中間
(
ちうげん
)
風の男です。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
召
(
めさ
)
れ城富を呼寄せ
療治
(
れうぢ
)
致させ
度
(
たき
)
由
(
よし
)
申されければ新左衞門は
畏
(
かしこ
)
まりて次へ下り早々
手紙
(
てがみ
)
を認めて
中間
(
ちうげん
)
に持せ遣しける斯くて使ひの者は長谷川町なる城富の
宅
(
たく
)
へ
行
(
ゆき
)
て
状箱
(
じやうばこ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「女ぢや御座いません、男の方で——その御武家のお供をして來た、渡り
中間
(
ちうげん
)
風の若い男で御座いました」
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さて
祝
(
いはひ
)
の
夜
(
よ
)
、
中間
(
ちうげん
)
ども
一座
(
いちざ
)
の
酒宴
(
しゆえん
)
。
成程
(
なるほど
)
千助
(
せんすけ
)
の
仕組
(
しく
)
んだ
通
(
とほ
)
り、いづれも
持寄
(
もちよ
)
りで、
國々
(
くに/″\
)
の
話
(
はなし
)
をはじめた。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
申
掛
(
かけ
)
たる
成
(
なら
)
んと申されしかば
粂之進
(
くめのしん
)
グツとさし
閊
(
つか
)
へしがナニ
不義
(
ふぎ
)
など申
掛
(
かけ
)
たる
覺
(
おぼ
)
え
曾
(
かつ
)
て之なしと云に
大岡殿
(
おほをかどの
)
牛込
改代町
(
かいたいまち
)
の
者
(
もの
)
呼出せと申されしかば
發
(
はつ
)
と
答
(
こた
)
へて彼の
中間
(
ちうげん
)
七
助
(
すけ
)
を
白洲
(
しらす
)
へ
連來
(
つれきた
)
るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
するとその後から一人の
中間
(
ちうげん
)
者が來て、赤ん坊をすつかり
剥
(
は
)
いだ上、自分の赤合羽一枚だけ着せて雪の上に投り出し、紋服も守り袋も持つて行かうとするから
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「御主人が封印を遊ばして、いざ私の封印といふ時、
中間
(
ちうげん
)
部屋で大喧嘩が始まつた、——
賭事
(
かけごと
)
の爭ひらしかつたが、私が行つて止めると、顏を見ただけでピタリと納まつた」
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
愛妾
(
あいせふ
)
のお町、
中間
(
ちうげん
)
の勝造、それに庭掃除の親爺三吉をお燗番に、藝妓大小三人、
幇間
(
ほうかん
)
一人を伴れて、晝から漕ぎ出させ、水神まで一と往復した上、夕景から三圍の前に着けさせて
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中間
(
ちうげん
)
小者
(
こもの
)
の間に、大した評判になつて居る娘だつたのです。
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“中間”で始まる語句
中間部屋
中間僧
中間男
中間者
中間法師
中間体
中間色
中間迄
中間體
中間人物