“大岡殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほをかどの50.0%
おおおかどの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞす役目なり奉行ぶぎやうには依怙贔屓えこひいきありてそれがしばかり片落かたおとしに爲給したまふならんと言せもはて大岡殿おほをかどの發打はつた白眼にらま依怙贔屓えこひいきとは慮外りよぐわい千萬なり此梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この四郎右衞門は當年たうねん六十五歳の老人らうじんなり夫を是より三十五年のあひだ殘金ざんきん勘定かんぢやうかゝらばこれ何歳なんさいに至るぞや大岡殿おほをかどの仁心じんしんおもふべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我が家に近い桃林寺とうりんじの裏手では酒買いに行く小坊主の大胆に驚き、大岡殿おおおかどのの塀外の暗さには夜鷹よたかいど仲間ちゅうげんむれに思わずも眼を外向そむけつつ、種彦はようやくそのいえかどにたどりついた。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)