“爲給”の読み方と例文
新字:為給
読み方割合
したま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞす役目なり奉行ぶぎやうには依怙贔屓えこひいきありてそれがしばかり片落かたおとしに爲給したまふならんと言せもはて大岡殿おほをかどの發打はつた白眼にらま依怙贔屓えこひいきとは慮外りよぐわい千萬なり此梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
縱令たとひしんじなくとも、祈祷きたうをすると、なんともはれんくらゐこゝろやすまる、きみ接吻せつぷん爲給したまへ。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
明ける事なきに今日は鳥渡ちよつと宵の間にと思ひしが存じの外に手間取しゆゑ母樣は目をさまされしならんすれば我が歸りのおそきを案じ持病ぢびやうにてもおこしは爲給したまはぬかと思へば暫時しばし猶豫いうよならずと足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)