“縱令”のいろいろな読み方と例文
新字:縦令
読み方割合
たとひ41.2%
よし29.4%
たとへ11.8%
よしや11.8%
よしんば5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論もちろんあま正直しやうぢきにはつとめなかつたが、年金ねんきんなどふものは、縱令たとひ正直しやうぢきらうが、からうが、すべつとめたものけべきでる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
縱令よし、都大路の塵芥箱ごみばこの蓋を一つ/\開けて一粒の飯を拾ひ歩くやうな、うらぶれ果てた生活に面しようと、それは若い間の少時しばらくのことで、結局は故郷があり
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
縱令たとへ熱帶ねつたいでなくとも、多神教國たしんけうこくには化物ばけもの發達はつたつした。たとへば西藏ちべつとごとき、その喇嘛教らまけう非常ひじやう妖怪的えうくわいてき宗教しうけうである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
縱令よしや色は衰ふとも、才情はむかしのまゝなるべし。かへす/″\もにくむべきはベルナルドオが忍びて彼ざえ彼情を棄てつるなる哉。
左樣さやう奈何どうでもいです、縱令よしんばあななかはひるのでも。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)