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たとひ
ふりがな文庫
“
縱令
(
たとひ
)” の例文
新字:
縦令
勿論
(
もちろん
)
餘
(
あま
)
り
正直
(
しやうぢき
)
には
務
(
つと
)
めなかつたが、
年金
(
ねんきん
)
など
云
(
い
)
ふものは、
縱令
(
たとひ
)
、
正直
(
しやうぢき
)
で
有
(
あ
)
らうが、
無
(
な
)
からうが、
凡
(
すべ
)
て
務
(
つと
)
めた
者
(
もの
)
は
受
(
う
)
けべきで
有
(
あ
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
どうか斯う云ふ貴重品は
鄭重
(
ていちよう
)
に扱つて、
縱令
(
たとひ
)
それに改正を加へると云ふにしても、徐々に致したいやうに思ふのであります。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
二 賢人百官を總べ、政權一途に歸し、一
格
(
かく
)
の國體定制無ければ、
縱令
(
たとひ
)
人材を登用し、言路を開き、衆説を容るゝ共、取捨方向無く、事業雜駁にして成功有べからず。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
縱令
(
たとひ
)
化物
(
ばけもの
)
が
出
(
で
)
ても、
其
(
それ
)
は
理性的
(
りせいてき
)
な
乾燥無味
(
かんさうむみ
)
なものであつて、
情的
(
ぜうてき
)
な
餘韻
(
よいん
)
を
含
(
ふく
)
んで
居
(
ゐ
)
ない。
隨
(
したが
)
つて
少
(
すこ
)
しも
面白味
(
おもしろみ
)
が
無
(
な
)
い。
故
(
ゆゑ
)
に
文運
(
ぶんうん
)
が
發達
(
はつたつ
)
して
來
(
く
)
ると、
自然
(
しぜん
)
化物
(
ばけもの
)
は
無
(
な
)
くなつて
來
(
く
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
縱令
(
たとひ
)
忘られざらんも、その
偶〻
(
たま/\
)
存ずるは汝が
囹圄
(
れいご
)
の
桎梏
(
しつこく
)
として存じ、汝が性命の杯中に落ちたる毒藥として存ずるならんといふ。われはタツソオの上をおもへり。
矜持
(
きようぢ
)
せるレオノオレよ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
さへ
持
(
も
)
てりと
聞
(
き
)
くに
娘
(
むすめ
)
の
爲
(
ため
)
にも
我
(
わ
)
が
爲
(
ため
)
にも
行末
(
ゆくすゑ
)
わろき
縁組
(
えんぐみ
)
ならずとより/\の
相談
(
さうだん
)
も
洩
(
も
)
れきく
身
(
み
)
の
腹
(
はら
)
だゝしさ
縱令
(
たとひ
)
身分
(
みぶん
)
は
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
りならずとも
現在
(
げんざい
)
ゆるせし
良人
(
をつと
)
ある
身
(
み
)
に
忌
(
いま
)
はしき
嫁入
(
よめいり
)
沙汰
(
ざた
)
きくも
厭
(
いや
)
なり
表
(
おもて
)
にかざる
仁者顏
(
じんしやがほ
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
縱令
(
たとひ
)
その着眼點殊なりとても、衆理想皆是なり、皆非なりといはむこと、尋常の論理の許すところにはあらざるべし。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
『
縱令
(
たとひ
)
信
(
しん
)
じなくとも、
祈祷
(
きたう
)
をすると、
何
(
なん
)
とも
云
(
い
)
はれん
位
(
くらゐ
)
、
心
(
こゝろ
)
が
安
(
やす
)
まる、
君
(
きみ
)
、
接吻
(
せつぷん
)
爲給
(
したま
)
へ。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
われ
縱令
(
たとひ
)
逍遙子が言に從ひて、攻めずして防がむとすといへども、防禦のために放つ矢石の敵を
傷
(
きずつけ
)
ること、攻戰のために放てるものに殊ならざるべし。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
縱令
(
たとひ
)
我々
(
われ/\
)
の
意見
(
いけん
)
が
何
(
ど
)
の
位
(
くらゐ
)
違
(
ちが
)
つても、
此
(
こゝ
)
に
我々
(
われ/\
)
の一
致
(
ち
)
する
所
(
ところ
)
があるのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
縱令
(
たとひ
)
中頃定家假名遣が出まして、一頓挫を來しましても少し荊棘が生えましても、荊棘を刈除いて、
元
(
も
)
との道を擴げて、國民が皆歩むやうな道にすると云ふことが
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その宣告、その評論は
縱令
(
たとひ
)
絶對の上よりしても實相を
撥無
(
はつむ
)
すべからず。盜む者と盜まるゝ者と、みな是なり、皆非なりといひてはおそらくは裁判にはなるべからず。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
縱令
(
たとひ
)
學校だけでどう教へても誤まるのであります。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
縱
部首:⽷
17画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“縱”で始まる語句
縱
縱横
縱横無盡
縱波
縱帆架
縱斷
縱覽
縱琴
縱舵
縱賞