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撥無
ふりがな文庫
“撥無”の読み方と例文
読み方
割合
はつむ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はつむ
(逆引き)
それとも私が人間でなくなるのか? ……
何方
(
どっち
)
だか其は分らんが、兎に角互の熱情熱愛に、
人畜
(
にんちく
)
の
差別
(
さべつ
)
を
撥無
(
はつむ
)
して、渾然として一
如
(
にょ
)
となる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
憎愛の二極を
撥無
(
はつむ
)
して、陰陽を統合した太極というような形の愛、それは理論的に考えて見られぬでもないことではあるが
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
一体太古の人間が一人一人穴居から這い出して来て、化学の原子のように離れ離れに生活していただろうと思うのは、まるで歴史を
撥無
(
はつむ
)
した話だ。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
撥無(はつむ)の例文をもっと
(9作品)
見る
撥
漢検1級
部首:⼿
15画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“撥”で始まる語句
撥
撥条
撥音
撥釣瓶
撥返
撥付
撥橋
撥退
撥飛
撥條
“撥無”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
内田魯庵
有島武郎
幸田露伴
和辻哲郎
与謝野晶子
森鴎外