“撥條”のいろいろな読み方と例文
新字:撥条
読み方割合
ぜんまい66.7%
はつでう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
撥條ぜんまいを卷かれた竹田人形のやうに、一座の人數は再び勇氣を取り戻して、歡樂の殘滓かすの追求に立ち直るのでした。
「で、今は家内のことを心から悲しんでいないと、どこの誰があなたに言いました?」とたちまちパーヴェル・パーヴロヴィチは、またもや撥條ぜんまいを引き拔かれでもしたように、躍りかかってきた。
殺さんと欲せしはかれなり。銃は他の我にわたしゝなり。われは身を脱せんとして撥條はつでうに觸れたり。アヌンチヤタ聞き給へ。我等二人は命に懸けて君を慕ひしなり。