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直願
読み方 | 割合 |
ぢきぐわん | 50.0% |
ぢきねがひ | 50.0% |
以て言上に及び再吟味の儀
直願仕りしが御
親子の御
愛情にや越前が願ひは御聞屆なきのみか重役を
申渡し表門には
封印し御徒士目附御小人目附ども
晝夜嚴重に番をぞ致しける良藥は口に
苦く
忠言耳に
逆ふの
先言宜なるかな大岡越前守は忠義
一※に
凝固まりて天一坊の身分再吟味の
直願を
輕んずる
氣色ありて甚だ
心底に
應ぜぬ者なりと申されける是は只今にも登城に及び
若直願の
取次等を申出るとも取次させまじと
態と
斯は其意を
曉らせし言葉なるべし