“同囚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかま50.0%
どうしゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かゝる間も我はたえずセル・ブルネットとかたりてすゝみ、その同囚なかまの中いと秀でいと貴き者の誰なるやを問へり 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
こは盜む火の罪人等の同囚なかまなりといへり、さればみらるゝ如く我こゝに罰をうけてこの衣を着、憂ひの中に歩あゆみすゝむ 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「本当に殺されるのか」とは、自分の耳を信用しかねた彼が、かたわらに立つ同囚どうしゅうに問うた言葉である。……白い手帛ハンケチを合図に振った。兵士はねらいを定めた銃口つつぐちを下に伏せた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)