“火伴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つれ33.3%
なかま33.3%
ナカマ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて深く息して聲を出すに、その力、そのやはらかさ、能くかく迄に至らんとは、みづからも初より思ひかけざる程なりき。火伴つれのものは覺えずかすかなる聲にて喝采す。
僧どもは皆經をじゆするに、我は火伴なかまの童二人と共に、髑髏の贄卓にへづくゑの前に立ちて、提香爐ひさげかうろを振り動したり。骨もて作りたる燭臺に、けふは火を點したり。
止む事を得ず其中の長者一名と火伴ナカマ兩三輩を延ひて我船に入れ、同月十八日竹島より出帆して同二十八日米子へ皈れり。其由を國侯松平伯耆守へ訴ふ。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)