火伴つれ)” の例文
さて深く息して聲を出すに、その力、そのやはらかさ、能くかく迄に至らんとは、みづからも初より思ひかけざる程なりき。火伴つれのものは覺えずかすかなる聲にて喝采す。
ベルナルドオ、昨夜の火伴つれの二人三人は我に先だちて座にありき。姫のいはく。きのふ絃歌の中にて「テノオレ」の聲のいと善きを聞きつといふ。我面はこの詞と共に火の如くなりぬ。