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中間
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なかま
ふりがな文庫
“
中間
(
なかま
)” の例文
己
(
お
)
いらは
少
(
ち
)
つとも聞かなかつたと正太もちうちうたこかいの手を止めて、誰れか
中間
(
なかま
)
が来たのでは無いかと
嬉
(
うれ
)
しがるに
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此地の口碑によれば、昔はヱタに長利派、
八矢
(
はちや
)
、
中間
(
なかま
)
の三種族あつたが、後に皮田といふ一種族新に起り、専ら獣類の皮を取り扱ふ様になつた、云云。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
そうだがこのごろはどんなソサヤジーにも
面
(
つら
)
を出して。高等官の
中間
(
なかま
)
にでもはいったように威張っているそうだ。
藪の鶯
(新字新仮名)
/
三宅花圃
(著)
唖の女は翌晩もその翌晩も翌翌晩も病床に来て夫婦の道を
行
(
おこな
)
った。石川は困ってそのことを
中間
(
なかま
)
にざんげして
唖娘
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
坊様達、少し
退
(
の
)
いて下されい。拙者は今日切腹して相果てる一人じゃ。我々の
中間
(
なかま
)
には辞世の詩歌などを
堺事件
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
夫
(
そ
)
れといふと
奴
(
やつ
)
の
中間
(
なかま
)
がばらばらと
飛出
(
とびだ
)
しやあがつて、どうだらう
小
(
ちい
)
さな
者
(
もの
)
の
萬燈
(
まんどう
)
を
打
(
うち
)
こわしちまつて、
胴揚
(
どうあげ
)
にしやがつて、
見
(
み
)
やがれ
横町
(
よこてう
)
のざまをと一
人
(
にん
)
がいふと
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それといふと奴の
中間
(
なかま
)
がばらばらと飛出しやあがつて、どうだらう小さな者の万燈を
打
(
ぶち
)
こわしちまつて、
胴揚
(
どうあげ
)
にしやがつて、見やがれ横町のざまをと一人がいふと
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
革緒
(
かわを
)
の
雪駄
(
せつた
)
おとのみはすれど、馬鹿ばやしの
中間
(
なかま
)
には入らざりき、
夜宮
(
よみや
)
は事なく過ぎて今日一日の日も夕ぐれ、筆やが店に寄合しは十二人、一人かけたる美登利が夕化粧の長さに
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
革緒
(
かわを
)
の
雪駄
(
せつた
)
おとのみはすれど、
馬鹿
(
ばか
)
ばやしの
中間
(
なかま
)
には
入
(
い
)
らざりき、
夜宮
(
よみや
)
は
事
(
こと
)
なく
過
(
す
)
ぎて
今日
(
けふ
)
一
日
(
にち
)
の
日
(
ひ
)
も
夕
(
ゆふ
)
ぐれ、
筆
(
ふで
)
やが
店
(
みせ
)
に
寄合
(
よりあひ
)
しは十二
人
(
にん
)
、一
人
(
にん
)
かけたる
美登利
(
みどり
)
が
夕化粧
(
ゆふげしやう
)
の
長
(
なが
)
さに
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
前
(
まへ
)
は
性根
(
しやうね
)
を
何處
(
どこ
)
へ
置
(
お
)
いて
來
(
き
)
たとからかはれながらも
遊
(
あそ
)
びの
中間
(
なかま
)
は
外
(
はづ
)
れざりき。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“中間”で始まる語句
中間部屋
中間僧
中間男
中間者
中間法師
中間体
中間色
中間迄
中間體
中間人物