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同腹
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どうふく
ふりがな文庫
“
同腹
(
どうふく
)” の例文
白日子王
(
しろひこのみこ
)
は天皇のご
同腹
(
どうふく
)
の弟さまでいらっしゃいました。それだのに、この方も同じく平気な顔をして、すましておいでになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「その怪しい奴が女じゃとは、ますます不思議な
沙汰
(
さた
)
、さては、女中どもの中に、一八郎と
同腹
(
どうふく
)
のやつが住み込んでいるのではないか」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さもなけりゃ
同腹
(
どうふく
)
だろう。手前らが櫓裏の二階にいて、これだけの物が運び出されるのに気がつかねえはずはなかろう。
顎十郎捕物帳:19 両国の大鯨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
盡
(
つく
)
せしゆゑ千太郎の代とも成るならば舊の支配人に
召使
(
めしつか
)
はんと
堅
(
かた
)
く約束なし千太郎より
書面
(
しよめん
)
迄も久八へ渡し置千太郎も久八が忠義の
異見
(
いけん
)
骨身
(
ほねみ
)
に
染渡
(
しみわた
)
り一旦迷ひし小夜衣も長庵の
姪
(
めひ
)
なれば五十兩の
騙
(
かた
)
りも
同腹
(
どうふく
)
にて
爲
(
なし
)
たる事ならんと思ふ故
愛想
(
あいそ
)
もこそもつき果しかば其後は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すると、
黒日子王
(
くろひこのみこ
)
は天皇のご
同腹
(
どうふく
)
のおあにいさまでおありになりながら、てんで、びっくりなさらないで平気にかまえていらっしゃいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
おれはこの話を聴いた最初から、船頭どもが
同腹
(
どうふく
)
でなければ出来ぬ仕事だと思っていた。そこでいろいろかんがえて見ると、遠島船にはむかしから弱い尻がある。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「いえいえ私はそんなまちがった心は持っておりません。けっして
中津王
(
なかつのみこ
)
なぞと
同腹
(
どうふく
)
ではございません」
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“同”で始まる語句
同
同一
同胞
同情
同時
同棲
同伴
同志
同僚
同樣