“どうふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴服43.8%
同腹31.3%
道服18.8%
道副6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて往来おうらいに足音がした。ボブは帰って来た。わたしの運命が決められた。胴服どうふくを着て油じみたぼうしをかぶったぶこつな顔つきの船乗りが、ボブといっしょに来た。
「その怪しい奴が女じゃとは、ますます不思議な沙汰さた、さては、女中どもの中に、一八郎と同腹どうふくのやつが住み込んでいるのではないか」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
垢じみた道服どうふくを着て、鳥が巣をくいそうな頭をした、見苦しい老人である。
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
達磨だるまがある時門人たちに向かって、「時まさに至らむとす、何ぞ所得を言はざるや」と言った。門人道副どうふくは、「文字に執せず文字を離れずして道用を為す」と答える。達磨いう
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)