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道服
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どうふく
ふりがな文庫
“
道服
(
どうふく
)” の例文
ここの
旅籠
(
はたご
)
で、二人は入城の身支度をこしらえた。呉用は白地に黒い
縁
(
ふち
)
とりの
道服
(
どうふく
)
に、
道者頭巾
(
どうじゃずきん
)
をかぶり、
普化
(
ふけ
)
まがいの
銅鈴
(
どうれい
)
を片手に持ち、片手には
藜
(
あかざ
)
の杖をついて出る——。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
垢じみた
道服
(
どうふく
)
を着て、鳥が巣をくいそうな頭をした、見苦しい老人である。
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
無言で振り返った娘の眼の前に、一人の
供侍
(
ともざむらい
)
を従えて、おおらかにたたずんでいる人物があったが、
道服
(
どうふく
)
の下から
括
(
くく
)
り
袴
(
ばかま
)
の裾が、
濃
(
こい
)
紫に見えているところから推して、
公卿
(
くげ
)
であることがうかがわれた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“道”で始まる語句
道
道理
道程
道化
道傍
道具
道行
道路
道中
道端