トップ
>
同腹
>
ぐる
ふりがな文庫
“
同腹
(
ぐる
)” の例文
それも人の
噂
(
うわさ
)
では、喜兵衛様のお妾のお花と、伊右衛門様をいっしょにするために、喜兵衛様、長右衛門様、伊右衛門様の三人が
同腹
(
ぐる
)
になって、伊右衛門様に道楽者の
真似
(
まね
)
をさして
四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
善平は笑いながら、や、しかし綱雄が来たらば、二人で
同腹
(
ぐる
)
になっておれをやり込めるであろうな。この上なお威張られてはたまらぬ。おれは奥村さんのところへでも逃げて行こうか。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
次第によったら堪忍してやるめえものでもねえが、お慈悲が願いたければ真っ直ぐに白状しろ。どうだ、おれが睨んだに相違あるめえ。おめえと三吉とが
同腹
(
ぐる
)
になって、七之助の兇状を
半七捕物帳:12 猫騒動
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
じつを話すと、あのロングウェルとルチアノは
同腹
(
ぐる
)
なんだよ。
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
七蔵も最初から喜三郎と
同腹
(
ぐる
)
ではなかったのですが、お関に起されて眼をさましかかった所へ、丁度に喜三郎が仕事をして帰って来たもんですから、喜三郎も悪いところを見られたと思って
半七捕物帳:14 山祝いの夜
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
良因さんも
同腹
(
ぐる
)
になつて、わたし達を嚇かしたのね。隨分ひどい。
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“同”で始まる語句
同
同一
同胞
同情
同時
同棲
同伴
同志
同僚
同樣