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恬
ふりがな文庫
“恬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
てん
94.6%
しず
2.7%
しずか
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てん
(逆引き)
西欧の文化国なら罪はわれわれ自身にあることが
夙
(
つと
)
に自覚されているのだが、わが国では罪を「赤鼻の獄史」に帰して
恬
(
てん
)
として恥じない。
チェーホフ試論:――チェーホフ序説の一部として――
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
恬(てん)の例文をもっと
(35作品)
見る
しず
(逆引き)
わたくしは寿女さんの訃を信じかねて、そのことをもう一度たしかめてみたく師匠を見遣ったが、もの
恬
(
しず
)
かなその姿には声をかけるさえ臆せられた。
痀女抄録
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
恬(しず)の例文をもっと
(1作品)
見る
しずか
(逆引き)
独ソノ東ヲ欠ク十二。
島嶼
(
とうしょ
)
ソノ間ニ
星羅
(
せいら
)
棊布
(
きふ
)
シ皆青松ニ
蔽
(
おお
)
ハル。潮ハ
退
(
ひ
)
キ浪ハ
恬
(
しずか
)
ニシテ
鴎鷺
(
おうろ
)
游嬉
(
ゆうき
)
シ、漁歌相答フ。
恍
(
こう
)
トシテ画図ニ入ルガ如シ。既ニシテ舟松島ノ駅ニ達ス。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
恬(しずか)の例文をもっと
(1作品)
見る
“恬”の意味
《形容動詞》
(テン) (「恬として」の形で)平然として気にかけないさま。
(出典:Wiktionary)
恬
漢検1級
部首:⼼
9画
“恬”を含む語句
恬静
信恬
恬然
恬淡
恬澹
恬淡洒脱
恬然子
風恬
蒙恬
芳桜軒自安信恬
無慾恬淡
文恬
安恬
恬退
恬熈
恬惔虚無
依恬地
恬淡無碍
恬斎
恬憺
“恬”のふりがなが多い著者
杉山萠円
福沢諭吉
矢田津世子
吉川英治
新渡戸稲造
中島敦
夏目漱石
森鴎外
中里介山
幸田露伴